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発電所分野では、事業用発電施設における火炉蒸発管の損傷対策に、溶射皮膜が適用されています。
損傷の形態は燃料や炉内雰囲気によって異なり、その要因は、高温腐食・エロージョン磨耗の2つに大別することができます。

目的

耐高温腐食

高温腐食には、硫化腐食・塩化腐食・バナジウム腐食などがあります。これら腐食に対しては、炉内腐食環境に優れた耐食性を持つNi-Cr系合金の溶射皮膜が、多くのボイラに適用されています。また、腐食要因によっては、溶射皮膜の気孔から腐食成分が皮膜中に侵入し、蒸発管を腐食させる可能性があるため、溶射皮膜の上から封孔剤を塗布することもあります。

耐エロージョン磨耗

流動床型のボイラでは、流動材によるエロージョンにより、蒸発管が減肉します。このようなエロージョンに対しては、主にCrC系サーメットが適用され、蒸発管の高寿命化に貢献しています。


施工


施工対象となる製品の形状や面積に応じて、当社工場内でのロボットによる自動溶射や、現地での手動溶射を実施しています。当社は、現地据付前のパネルに対してのロボットを用いてた溶射も得意としています。ロボットを用いることにより、溶射角度や溶射距離を統一化することができ、品質の高い皮膜を形成することができます。


ロボットによるボイラパネルの自動溶射

ボイラパネルへの手動溶射


溶射による補修


また、操業を開始してから損傷が進んだ箇所については、局所的な補修溶射も実施しています。蒸発管などの損傷が認められ、操業に影響が出る恐れがある場合は、当社までお気軽にお問い合わせ下さい。ボイラ停止時に当社スタッフが伺い、炉内状況を調査し、補修の要否を診断させていただきます。


ボイラ火炉壁の膜厚点検時の様子

ボイラ火炉壁への溶射時の様子


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